ハル歯科医院blog

虫歯と違うの???「酸蝕症について」

こんにちは。守山市のハル歯科医院です。
今日は、酸蝕症という聞き慣れない病気について、お話していきたいと思います。

虫歯は、口腔内の虫歯菌が糖分などを栄養にして酸をつくりあげ、この酸が歯を溶かすことで虫歯になります。
それに対して酸蝕症というのは口腔外から取り込む酸、および胃液の酸により、歯が溶けてしまうという症状です。

実は今、このタイミングで酸蝕症についてお話をするのには理由があります。
テレビを見ていますと、お酢を使ったドリンクの紹介や、お酢を活用してお料理をしましょうというようなCMが多くなっていると思いませんか。
コンビニエンスストアやスーパーマーケットに行くと、お酢を使ったドリンクのラインナップの多さに驚かされます。

これは、健康や美を意識して、お酢を飲むことが流行っているためです。
ちなみにこの健康習慣自体は、ドリンクに含まれる糖質さえ気を付けていれば、体脂肪や内臓脂肪の減少、血圧低下作用、食後血糖値上昇の抑制、疲労回復効果などが見込めており、間違ってはいません。

しかし、そのままにしていると、酸蝕症になってしまいます。
そこで行っていただきたいのが、お酢を召し上がった際は、そのあとすぐに口をゆすいでください。
ここで注意したいのが、すぐに歯磨きをしないこと。
お酢などを摂取した後の歯は、歯の表面のエナメル質がやわらかくなっています。
歯ブラシをあててしまいますと、歯の表面にダメージを与えてしまいますので、口をゆすぐことがベスト!
そのあと数十分経過後、ブラッシングを行うのが正解です。

 

ハル歯科医院

TAGタグ

ARCHIVE月別アーカイブ