ハル歯科医院blog

2023.03.01更新

こんにちは。院長の春日井です。
暦の上では立春も過ぎ春になりましたが、まだ少し寒い日もありますね。

そんな寒い時期に咲く「梅」の花ですが、よく似た花に「桃」や「桜」があります。
皆さんは、見分け方をご存じでしょうか?

実は、 花びらの先が丸ければ「梅」、割れてハート型になっていれば「桜」
尖っていれば「桃」という違いで見分けることができます。

もう少し春が近づけば、花々が咲きはじめるので、それが何の花なのか当ててみるのも楽しいかもしれませんね。

さて、そんな「一見似ている」と思われているものが、皆さんのお口の中にもあります。
それは、『歯垢』と『歯石』です。

◆歯垢は1億以上の細菌の塊!

歯垢(プラーク)とは、歯の表面につく白くてねばっとしたやわらかい汚れです。

歯垢は「食べかす」などの単なる汚れではなく、細菌の塊。
1㎎の歯垢には、およそ300種類、1億個の細菌が存在しています。

しかも、歯垢は粘着力があり、水で溶けることもないため、うがいなどで取れることはありません。

歯垢をしっかり除去するためには、ブラッシングなどで丁寧に磨き落とす必要があるのです。

特に、
1.奥歯のみぞ
2.歯と歯の隙間
3.歯と歯ぐきの境目

など、隙間の多いところほど歯垢も溜まりやすいので、意識して丁寧に磨くようにしましょう。

◆歯ブラシでも取れない!かた~い『歯石』

『歯石』とは、歯垢が石のように硬くなったものです。

歯みがきで取りきれなかった歯垢が、だ液に含まれるカルシウムなどと結びついて石のように硬くなったのが歯石です。

歯の表面はきれいに見えても、「下の前歯の裏」や「奥歯の頬側」、さらには「歯ぐきの中」に歯石がつくこともあります。

また、歯垢と違って、歯石は歯にこびりついているため、ご自身で取ることはできません。

歯石を取る道具も販売されてはいますが、無理に取ろうとすると、歯ぐきを傷つけてしまう恐れもあるので、必ず歯科医院で除去してもらいましょう

◆放っておくと歯を失う!?

歯垢や歯石を放置すると、むし歯や歯周病、口臭の原因になります。

しかも、「歯と歯ぐきの隙間」に歯垢や歯石が溜まると、細菌が「歯周ポケット」をつくりさらに奥へと侵入します。

細菌は歯肉に炎症を引き起こし、歯を支える骨が溶けて最終的には歯が抜けてしまうのです。

そして、歯周病は自覚症状が少なく、重症化するまでなかなか気づくことができません。

気づいたときには歯が抜ける手前だった…といったことにならないよう、普段から「気をつける習慣」を身につける必要があります。

 ◆二人三脚で歯を守る!

「自覚症状の無いものをどうやって気をつければいいのか」

そこで大切なのが歯科医院での定期的なメンテナンスです!

歯科医院によるメンテナンスでは歯石をしっかり除去し、むし歯や歯周病のチェックも行います。

そしてもうひとつ大切なのは、日ごろの歯みがきをはじめとした、皆さまご自身によるセルフケアの徹底です。

歯科医院では、歯みがき指導などを通じ、皆さまのお口の状態に合わせて、より適切なアドバイスも行っています。

皆さまのセルフケアと私たちのプロフェッショナルケアを習慣にして、歯垢や歯石のないきれいなお口を維持していきましょう!

 

 

 

投稿者: ハル歯科医院

2023.02.16更新

皆様こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
現在、高齢者の約20%が認知症を発症している日本。
認知症はいくつかの種類がありますが、その中でも認知症のおおよそ半分を占めているのがアルツハイマー型認知症です。

60歳以上の歯周炎や歯の欠損で、歯科に通院した患者を対象に行った最近の調査で、歯数が少ない人ほど、アルツハイマー型認知症を発症するリスクが高いことが分かりました。

歯の周りには、多くの神経が存在します。
歯が存在し、咀嚼を行って食事をいただくことで、脳に刺激を与えます。
しかし歯を失うと歯の周りの神経も失い、脳への神経情報が減少します。
それがアルツハイマー型認知症を発生する要因に、つながる可能性が高いということです。

こちらのブログでも以前、8020運動のお話をさせていただいております。
これは、「80歳になったとき、自分の歯を20本以上キープしよう」というものですが、この大切さがよく分かる調査結果であったのではないかと思います。
少しでも多くの歯を残して健康に歳を重ねるためにぜひ、ハル歯科医院へ定期健診とPMTCにご来院ください。
スタッフ一同、お待ちしております。

投稿者: ハル歯科医院

2023.01.30更新

皆様、こんにちは。守山市のハル歯科医院です。

本日は、睡眠中の歯ぎしりについてお話をしてまいりましょう。

レム睡眠・ノンレム睡眠という言葉を、聞いたことがある方は多いと思います。
レム睡眠=浅い眠り・ノンレム睡眠=深い眠りです。
睡眠とは、レム睡眠→浅いノンレム睡眠→深いノンレム睡眠というサイクルになっていて、この1サイクルがおおよそ1時間半かかります。
そして一晩で大体、4~5サイクル繰り返しています。

歯ぎしりをするといっても、睡眠中ずっと歯ぎしりをしているわけではなく、その多くはレム睡眠・浅いノンレム睡眠の際に発生します。
つまり眠りが浅いときに、無意識のうちに歯やアゴに強い力がかかり、歯ぎしりが発生するのです。

先ほど睡眠サイクルの話をさせていただきましたが、タバコを吸う方や寝酒の習慣がある方、日常的にストレスや不安がある方は、全体的に睡眠が浅い傾向にあります。
つまりこのような要因をお持ちの方は、歯ぎしりの発生率を高めていると言えます。

睡眠中の歯ぎしりについては、放置してしまいますと、歯やアゴにダメージを与えてしまいます。
そのため、歯ぎしりの発生率を高めてしまう要因を取り除く必要があります。
ただそう簡単に言っても、特にストレスや不安については、そう簡単にクリアできるものではありません。
たとえば就寝時に、マウスピースを使用するという方法も治療法としてご提案できます。
歯ぎしりでお悩みの方は、ぜひハル歯科医院までご相談ください。

投稿者: ハル歯科医院

2023.01.18更新

遅くなりましたが…今年もハル歯科医院をよろしくお願いいたします。院長の春日井です。
お正月といえば、お雑煮にお汁粉、いそべ焼きなど、お餅を食べる機会が増える時期。せっかくなのでさまざまな食べ方でお餅を堪能したいですよね。

ところで皆さんは、そんなお餅のような「粘着性の高いもの」を食べた際につめものやかぶせものが取れてしまった経験はありませんか?今回は、つめもの・かぶせものが取れたときの正しい対処法についてご説明いたします。

◆瞬間接着剤で付けていいの?

むし歯になった歯は削ったり神経を抜いたりした後、その部分を「つめもの」や「かぶせもの」で補います。

このとき、「歯科用セメント」などの専用の接着剤を使ってつめもの・かぶせものを固定しますが、永久的に取れないという保証はありません。接着剤が劣化すれば、外れることもあります。

しかし取れてしまっても、一般の接着剤などを使ってご自身で付けようとするのは絶対に避けてください。

歯科用ではない接着剤には人体にとって有害な物質も含まれているため、歯に用いるのはとても危険です。

また、ズレて付いてしまうと、うまく噛めなくなってしまうほか、歯科医院でもきれいに外せなくなり、外す際に歯を大幅に削ることになる場合も。

つめもの・かぶせものも作り直さなくてはいけなくなるため、時間も費用も必要以上にかかってしまいます。

◆取れたまま放置するとどうなる?

つめもの・かぶせものには「むし歯から歯を守る」という大事な役割があるため、外れたまま放置するのも危険です。治療後の歯は、健康な歯よりも「弱い部分」が露出してしまいますが、それを守っているのがつめものとかぶせものです。

さらに、プラークや食べかすが溜まりやすくなり、むし歯のリスクが格段に高くなってしまいます。

◆取れたらどうすればいい?

取れてしまった「つめもの」「かぶせもの」は捨てずにご持参いただければ、再び取り付けられることもあります。

歯に関する異常はご自身で判断せず、ぜひ私たち歯科医院にご相談ください。

また、つめものやかぶせものは永遠に使えるものではありません。

どんなに高い精度で製作しても、時間とともに劣化してしまう可能性があります。

その際に生じた隙間から新たなむし歯ができてしまうこともあるので、「治療したから安心」ではなく、治療した箇所ほど「しっかりしたケア」を心がけましょう。

しかし、お口の不具合はご自身では気づけないことも多いため、普段から定期検診を受け、つめもの・かぶせものの状態をしっかりチェックすることも忘れずに!

投稿者: ハル歯科医院

2022.12.25更新

こんにちは。院長の春日井です。
もうすぐ今年も終わりを迎えます。
そうした忙しいときには、ついつい眉間にシワが寄ったり、貧乏ゆすりをしてしまったり
人に言われるまで気づかないようなクセや習慣ができている方もいらっしゃいます。

クセや習慣の多くは些細なものですが、実はそれらが繰り返されることで
歯並びの良し悪しに影響してしまうものもあります。

◆「爪を噛む」や「頬杖」は要注意
では実際に、どのようなクセや習慣が歯並びに悪影響を及ぼすのでしょうか。
たとえば、「爪を噛む」というクセ。
爪を噛むと前歯に対して、押したり引っ掛けたりするような「不自然な力」が加わります。

これによって生じるのが「出っ歯」や「すきっ歯」、前歯が噛みあわない「開咬(かいこう)」といった歯並びです。

同じく「頬杖」も、あごに対して普段とは違う力が加えられるため
あごの形や歯並びが歪み、さらには顎関節症を引き起こしてしまう恐れがあります。

◆他にも「こんなこと」が悪影響に!?
・「歯ぎしり」や「食いしばり」
・唇を巻き込むように噛む、舐める
・お口ポカン(口呼吸)
・上の前歯に舌を押しつける

特に近年は、長時間スマートフォンを見る方が多いので、そのときの姿勢にも要注意です。
スマートフォンの使用中は「猫背」になりやすいため、頭が身体より前に出やすくなります。
すると、重心のバランスを取ろうとして下あごが後ろに引っ張られ
お口がポカンと開きがちになってしまいます。

どれもちょっとしたことですがあごの形や歯並びに悪影響を及ぼす可能性があります。
さらに、起きているときの習慣だけでなく寝ているときの状態もお口に影響します。
たとえば、「横向き」や「うつ伏せ」で寝てしまうと、並んだ歯に対して押しつぶす力が働くのでこちらも注意が必要です。

◆自分で直せないクセは相談しよう
今回ご紹介したようなクセや習慣に心当たりがある方は、できるだけ「それらを行わない」または、「直す工夫」をしていくことが大切です。
たとえば、周囲の人に「○○をしていたら教えて」と、お願いするのも方法のひとつです。
また、机やパソコンといった目のつくところに「○○をしない」というメモを貼るなど、自分だけにわかる目印を作るのもおすすめです。

しかし、なかには自分では改善することが難しいクセや習慣も存在します。
対処法はさまざまですので、今回ご紹介したようなお口に悪影響のあるクセや習慣にお悩みの際は、ご自身だけで解決しようとせずに、迷わず歯科医院にご相談ください。

 

 

投稿者: ハル歯科医院

2022.12.13更新

こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
今日は、「メタボリックシンドローム対策で歯も健康に!」というのがテーマです。

全身疾患と歯の健康・異常については、大変関係性が高いものになっています。
たとえば、糖尿病は歯周病と直結しているというのは、有名な話です。
つまり、糖尿病にならないようにすれば、それは歯の健康にもつながります。
逆に糖尿病が進行すると、歯や歯茎に異常が生じるリスクが高くなるわけです。

このような糖尿病を代表とする生活習慣病。
メタボリックシンドロームは、皆さまご存じの通り生活習慣病の入り口。
メタボの方々がいきなり、歯や歯茎に異常が出てしまうということではありませんが、生活習慣病にならないようにするのはお口の健康のために大事なこと。
すなわちメタボリックシンドローム対策がきちんとできれば、口腔内の健康のキープへとつながっていくのです。

また、一概には言えない話ではありますが、肥満体質の方は食生活が乱れていたり、だらだら食べる傾向があったり、糖質過多という方も少なくなくありません。
それらはもれなく、虫歯の原因になります。
メタボ脱却を目指すために一番大事なのは、規則正しくバランスの良い適量の食生活を実施すること。
これは、歯の健康の維持にもつながるのです。

投稿者: ハル歯科医院

2022.11.27更新

皆様こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
すっかり秋めいて、お散歩やジョギングが楽しい季節になりました。
お散歩のついでにぜひ、当院へ立ち寄って、定期的なクリーニングをしてくださいね。

さて今日は、ハル歯科医院で使用している電動麻酔器について、ご紹介しましょう。
「電動と手動、そんなに違うの?」と思われる方も、いらっしゃるかもしれませんが、これがなかなか大違い!
電動の場合、麻酔薬の注入速度をコンピューターが管理しています。
ゆーっくり少しずつ麻酔薬を入れていくので、手動で麻酔を打つのと比較しますと、痛みの度合いはずいぶんと異なってくるのです。

これは歯科に限った話ではありませんが、医療全体的に「麻酔が痛い・怖い」という患者様のご意見は多いです。
だからこそ、こだわって私どもは電動麻酔器を導入しています。
医療において患者様の痛い・怖いという状況は、少しでも取り除いて差し上げたいと、医療現場側の人は考えるものです。
当院でも勿論、少しでも痛くない・怖くない治療を目指しています。
ご不安なことは、なんでもお気軽におっしゃってください。

 

投稿者: ハル歯科医院

2022.11.13更新

11月は子どもの着物姿が微笑ましい七五三がありますね。

七五三に食べる千歳飴は「長寿を連想させる縁起物」として知られています。
飴は引っ張るとどこまでも伸ばせることから、「細く長く、いつまでも健康で長生きしてほしい」という子どもへの願いが込められているそうです。

飴といえば、皆さんは「ちょっとだけなら」「口寂しいから」とキャンディやキャラメルなどを
間食の代わりに食べることはありますか?

もし心当たりがある場合は、通常よりも「むし歯リスクが高い状態」ですので要注意です!

◆ひとつでも当てはまったら要注意!

「甘いものばかり食べているとむし歯になりやすい」という話を聞いたことがあるかもしれませんが

 実際にむし歯が発症するのは、

(1)細菌
(2)糖分
(3)歯質
(4)時間

これら4つの要因が揃ったとき。

つまり、甘いもの(糖分)を控えるだけではむし歯予防としては不十分なのです。

より確実に予防効果を高めるためには、4つの要因すべてを意識することがとても重要になってきます。

◆要因1.細菌

プラークは細菌の塊です!

私たちのお口の中には、さまざまな種類の細菌が存在しています。

それらの菌の中にはむし歯の原因になるものも含まれており、もっとも有名なのが『ミュータンス菌』という細菌です。

よく『むし歯菌』と言われるのもこの細菌で、「お口に残った食べかす」などに入り込んで増殖します。

このときに出す「ネバネバとした物質」が歯に付着してプラーク(歯垢)になります。

そう、プラークとは単なる食べかすではなく『細菌の塊』なのです。

ミュータンス菌を減らすために大切なこと。それは、お口の中を清潔に保つことです。

丁寧なブラッシングでプラークを除去し、ミュータンス菌が増えないようにしましょう!

◆要因2.糖分

むし歯菌も甘いものが大好き!

ミュータンス菌は増殖する際、『糖分』を餌に増殖します。

実はこのとき、ミュータンス菌は『酸』を作って吐き出しますが、この酸によって歯の表面が溶かされてしまう状態がむし歯なのです。

疲れているときや、お菓子が大好きな方はついつい甘いものを食べてしまいがちですが、砂糖が多く含まれる「キャンディ」や「ケーキ」はむし歯になりやすいため要注意です。

おやつには、砂糖が使われていない「おせんべい」や「クラッカー」といった、糖分が少なくお口の中に残りにくいものがおすすめです。

◆要因3.歯質

子どもの歯を強い歯に!

「むし歯になりやすいかどうか」は人によって異なります。

「磨かなくてもむし歯になりにくい人」や、反対に「丁寧にケアしているのにむし歯になる人」。

この違いが生まれる要因のひとつが『歯質』です。

歯質は「遺伝によるもの」や、「お母さんのお腹の中にいたときの栄養状態」が関係している、といわれています。

しかし、「カルシウム」や「ビタミン」などの栄養を乳幼児期からバランスよく摂ることで、将来作られる永久歯の歯質を強くすることができます。

◆要因4.時間

『間食』は『むし歯のもと』!

歯は食事のたびに、むし歯菌によって溶かされる『脱灰(だっかい)』という現象と だ液によって修復される『再石灰化(さいせっかいか)』という現象を繰り返しています。

ところが、食後の歯みがきが不十分だったり、間食が増えたりすると「むし歯菌が活発な時間」が長くなります。

すると、いずれ修復が間に合わなくなり、むし歯になってしまうのです。

食後にしっかりと歯を磨き、間食を控えることは、歯を守る大切な条件。

特に、「乳歯」や「生えたばかりの永久歯」は歯質が弱く、むし歯になりやすいので注意深くケアしましょう。

しかし、セルフケアにも限界があり、どれだけ丁寧に行っていても、磨き残しやむし歯ができることもあります。

そこで重要なのが数か月に1度の定期検診です。

定期検診では、歯みがきでは取れないプラークの除去やむし歯のチェックを行います。

皆さんの歯を守っていくためにも、定期的なご来院をお待ちしております。

 

 

 

 

投稿者: ハル歯科医院

2022.10.31更新

こんにちは。院長の春日井です。

秋は栗が美味しい季節ですね。

食べものとして親しまれる栗は、染物の材料としても活躍します。

なかでもイガの部分を使うと、落ち着いた風合いの茶色が楽しめるそうです。

ところで、イガのような尖ったものを触ると、チクチクとした刺激を感じますよね?

このような感覚があるのは、皮膚に神経が通っているためです。

実は、私たちの『歯』にも神経が通っており、「むし歯が痛む」のは、この『神経』が関係しているのです。

◆むし歯が神経まで達すると…

むし歯ができた際、ズキズキとしたひどい痛みを感じるのは

むし歯菌が「歯髄(しずい)」と呼ばれる歯の内側の神経組織を攻撃しているためです。

歯髄まで達するほど大きいむし歯ができてしまうと、細菌によって神経が侵されてしまうため

「歯髄をすべてとり除く処置」をしなくてはなりません。

◆できれば「神経」はとりたくない…

神経をとると、当然ながら痛みを感じることがなくなります。

そのため、一度「歯髄をとる治療」を経験すると、次にむし歯になったときに

小さなむし歯でも「痛いからすぐに神経をとってほしい!」と考えてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、それは大きな間違いです!

なぜなら歯髄には「歯に栄養を運ぶ」という、とても大切な役割があるためです。

歯髄をとってしまうと本来なら運ばれるはずの栄養が失われるため、歯は枯れ木のようにもろくなります。

そうなってしまえば、欠けたり、ひび割れたりするなど、確実に寿命が短くなってしまうのです。

そう、丈夫で健康な歯でいられるのは、歯髄(神経)があるおかげなのです。

◆歯髄(神経)が無くても「むし歯にはなる」!

歯髄(神経)が無くなると痛みを感じなくなりますが、「むし歯にならない」わけではありません!

逆に言えば、歯髄をとってしまうとむし歯が進行しても気づくことができず、気づいた頃には、もう歯がボロボロに…

ということも珍しくないのです。

◆歯の寿命を延ばすために大切なこと

健康で丈夫な歯を残し、一生豊かな食生活を送るためには、やはり『神経を残すこと』は欠かせません。

もちろん、どうしても我慢できないほど痛むときや、重度のむし歯にはやむを得ず神経をとることを

ご提案させていただくこともあります。

しかし、「神経をとればすべて解決!」…というわけではありません。

むしろ神経をとった歯は、むし歯の発見が遅れないように定期検診で注意深くチェックする必要があります。

また、「神経の残っている歯」がむし歯になっても、定期検診に通っていれば早期発見ができるため、神経をとらずに済む

可能性が高まります。

お口には『むし歯』だけではなく、『歯周病』をはじめとした自覚のない病気が他にも潜んでいます。

定期検診は、そうした「隠れた病気」を見つけ出すとても重要な機会です。

皆さまの歯を守るため、ぜひ習慣づけていただければ幸いです!

 

 

投稿者: ハル歯科医院

2022.10.19更新

皆様こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
今日は、再根管治療についてお話をしていきたいと思います。
名前の通り、根管治療を一度経験している方が再度根管治療を行うことを、再根管治療と言います。

根管は形が複雑で、とても細かく入り組んでいます。
さらには、形状に個人差があります。
ゆえに根管治療は、極めて難しい治療と言っても過言ではなく、再発・再治療が必要になるケースが多いのです。

一度根管治療をしている部分が、再度痛みを覚えるようになった場合は、すぐにハル歯科医院までご相談ください。
再根管治療が必要な場合は、すぐに対処させていただきます。

また他院で根管治療を行ったところが、痛み出したというような場合のセカンドオピニオンもどうぞお気軽にお問い合わせください。
私はもともと根管治療の修練医でありまして、ハル歯科医院におきましても根管治療の実績を多く積んでおります。
安心して、再根管治療をお任せいただければと思います。

投稿者: ハル歯科医院

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