ハル歯科医院blog

2022.10.31更新

こんにちは。院長の春日井です。

秋は栗が美味しい季節ですね。

食べものとして親しまれる栗は、染物の材料としても活躍します。

なかでもイガの部分を使うと、落ち着いた風合いの茶色が楽しめるそうです。

ところで、イガのような尖ったものを触ると、チクチクとした刺激を感じますよね?

このような感覚があるのは、皮膚に神経が通っているためです。

実は、私たちの『歯』にも神経が通っており、「むし歯が痛む」のは、この『神経』が関係しているのです。

◆むし歯が神経まで達すると…

むし歯ができた際、ズキズキとしたひどい痛みを感じるのは

むし歯菌が「歯髄(しずい)」と呼ばれる歯の内側の神経組織を攻撃しているためです。

歯髄まで達するほど大きいむし歯ができてしまうと、細菌によって神経が侵されてしまうため

「歯髄をすべてとり除く処置」をしなくてはなりません。

◆できれば「神経」はとりたくない…

神経をとると、当然ながら痛みを感じることがなくなります。

そのため、一度「歯髄をとる治療」を経験すると、次にむし歯になったときに

小さなむし歯でも「痛いからすぐに神経をとってほしい!」と考えてしまう方もいらっしゃいます。

しかし、それは大きな間違いです!

なぜなら歯髄には「歯に栄養を運ぶ」という、とても大切な役割があるためです。

歯髄をとってしまうと本来なら運ばれるはずの栄養が失われるため、歯は枯れ木のようにもろくなります。

そうなってしまえば、欠けたり、ひび割れたりするなど、確実に寿命が短くなってしまうのです。

そう、丈夫で健康な歯でいられるのは、歯髄(神経)があるおかげなのです。

◆歯髄(神経)が無くても「むし歯にはなる」!

歯髄(神経)が無くなると痛みを感じなくなりますが、「むし歯にならない」わけではありません!

逆に言えば、歯髄をとってしまうとむし歯が進行しても気づくことができず、気づいた頃には、もう歯がボロボロに…

ということも珍しくないのです。

◆歯の寿命を延ばすために大切なこと

健康で丈夫な歯を残し、一生豊かな食生活を送るためには、やはり『神経を残すこと』は欠かせません。

もちろん、どうしても我慢できないほど痛むときや、重度のむし歯にはやむを得ず神経をとることを

ご提案させていただくこともあります。

しかし、「神経をとればすべて解決!」…というわけではありません。

むしろ神経をとった歯は、むし歯の発見が遅れないように定期検診で注意深くチェックする必要があります。

また、「神経の残っている歯」がむし歯になっても、定期検診に通っていれば早期発見ができるため、神経をとらずに済む

可能性が高まります。

お口には『むし歯』だけではなく、『歯周病』をはじめとした自覚のない病気が他にも潜んでいます。

定期検診は、そうした「隠れた病気」を見つけ出すとても重要な機会です。

皆さまの歯を守るため、ぜひ習慣づけていただければ幸いです!

 

 

投稿者: ハル歯科医院

2022.10.19更新

皆様こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
今日は、再根管治療についてお話をしていきたいと思います。
名前の通り、根管治療を一度経験している方が再度根管治療を行うことを、再根管治療と言います。

根管は形が複雑で、とても細かく入り組んでいます。
さらには、形状に個人差があります。
ゆえに根管治療は、極めて難しい治療と言っても過言ではなく、再発・再治療が必要になるケースが多いのです。

一度根管治療をしている部分が、再度痛みを覚えるようになった場合は、すぐにハル歯科医院までご相談ください。
再根管治療が必要な場合は、すぐに対処させていただきます。

また他院で根管治療を行ったところが、痛み出したというような場合のセカンドオピニオンもどうぞお気軽にお問い合わせください。
私はもともと根管治療の修練医でありまして、ハル歯科医院におきましても根管治療の実績を多く積んでおります。
安心して、再根管治療をお任せいただければと思います。

投稿者: ハル歯科医院

2022.09.27更新

皆様こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
今日は、感染根管治療についてお話をしていきたいと思います。

歯髄炎が進行して歯髄がダメになってしまい歯髄が腐り、「感染根管」と呼ばれる状況になります。
感染根管になりますと、歯根周囲の骨を溶かしてウミが溜りはじめます。
これを根尖性歯周炎と呼び、根尖性歯周炎がひどくなって歯根膜炎や歯根嚢胞を引き起こします。
このようなときに、感染根管治療が必要になってきます。

まずは根幹部分の掃除と殺菌をして、再感染予防として詰め物をします。
経過観察期間を経て、最後は歯冠修復処置を行って終了です。

感染根管治療は一回で終わる治療ではなく、何度かの通院が必要です。
治療は慎重に進めていく必要があり、経過観察においても丁寧にみてまいります。
患者様におきましては通院のご負担をいただくことになりますが、「ご自身の歯のことを考えていただき、しっかりと最後まで治療を完了してほしい」と、私どもはお話をさせていただいております。

投稿者: ハル歯科医院

2022.09.26更新

こんにちは。ハル歯科医院です。

一雨ごとに秋の深まりゆく昨今、いかがお過ごしでしょうか。
夏の疲れが出やすい時期ですので、くれぐれもお体を大切になさってください。

当院で長年勤めてくれている主任が産休に入ります。


主任と院長

 

お腹も大きくなってきて、大変だったと思いますが、今日まで頑張ってくれました。

いつも笑顔で元気な主任としばらく会えなくなるのは少し寂しいですが…
元気な赤ちゃんを産んで戻ってきてね~。

1年後また一緒に働けることを楽しみに待ってます。

 

集合写真

 

投稿者: ハル歯科医院

2022.09.13更新

こんにちは。院長の春日井です。
秋はお月見シーズン!
9月は1年で最も美しいと言われる、「中秋の名月」も空に昇ります。
月を眺めながらお団子をいただくというのも、なかなか風情がありますよね。

さて、夜空に輝く月は美しいものですが、歯も白く輝いていると口もとが美しく見えませんか?
歯が白く見えるのは、エナメル質という組織があるからです。

しかし、このエナメル質が正常に形成されない事があります。

◆エナメル質の役割

歯はエナメル質・象牙質・セメント質という3つの層からできています。
そのうちエナメル質は人間の体の中で最も硬い組織です。

歯の一番外側にあり、熱いものや冷たいもの、酸性の食品などが敏感な象牙質に触れないように
刺激やむし歯から歯を守っています。歯に白い輝きを生み出しているのも、このエナメル質のおかげです。

◆そんなエナメル質が「もろく」なる?

ところが、大事なエナメル質が不完全な状態で歯が生えてくることがあります。

歯の表面にボソボソとした「白いまだら」が生じたり、むし歯でもないのに、歯の一部が茶色や黄色に変色したりしていた場合は、『エナメル質形成不全』の疑いがあります。

また、重度の場合は歯の表面がデコボコしたり、歯を覆うエナメル質が無いため、象牙質がむき出しになったりしてしまいます。

しかも、エナメル質形成不全の症状がある歯は見た目の変化だけでなく、通常の歯よりもむし歯になりやすいという特徴もあります。

エナメル質形成不全の発症しやすい箇所は奥歯(第一大臼歯)と前歯です。

特に奥歯は汚れが溜まりやすく、むし歯になりやすいため十分注意が必要です。

◆子どもの5人に1人が発症!?

日本小児歯科学会が7歳から9歳の児童を対象に行った調査によると、
地域差はあるもののおよそ5人に1人がエナメル質形成不全という結果が出ています。

エナメル質形成不全は決して珍しいものではなく、思いのほか、高い頻度でかかり得る疾患なのです。

しかも、乳歯の場合、もともとエナメル質が薄く、むし歯になりやすいのですが、
エナメル質形成不全の歯がむし歯になってしまうとあっという間に歯の神経まで進行してしまうため、より一層注意が必要になります。

乳幼児検診や学校の歯科検診でエナメル質形成不全と診断されることもあるかもしれませんが、
その場合は必ず定期的に歯科に通いチェックをしてもらうことが重要です。

そして、日頃からしっかりセルフケアもおこない、お子さまの大切な歯を守っていきましょう。

 

 

投稿者: ハル歯科医院

2022.08.28更新

皆様こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
当院では根管治療に力を入れています。
今日は根管治療の一番基本と言っても良い、「抜髄」についてご説明してまいります。
抜髄と書きますと、なんだか難しいもののように聞こえると思いますが、よく虫歯が進行して、「神経を抜きましょう」と歯科医師に言われることがあると思います。これが抜髄です。

この抜髄が必要になる治療は、歯髄炎になってしまった場合に行われます。
歯髄炎とは歯髄、すなわち一般的に歯の神経と呼ばれている部分に、虫歯菌が感染してしまったり、被せ物や知覚過敏などが原因で、歯髄へ断続的なダメージが与えられることで発症するものです。

神経を抜くというワードをよく耳にするだけに、抜髄は簡単だと思われている患者様も多いですが、これは間違いです。
この抜髄が適切にできないことがありますと、再治療が必要になったり根管治療が失敗に終わるという事態を招きかねないのです。

それだけ難しい治療なのです。
私は大学時代に根管治療の修練医として学んだ経験がございまして、多くの根管治療を経験しております。
安心してお任せいただければ幸いです!

投稿者: ハル歯科医院

2022.07.18更新

守山市の皆様こんにちは!ハル歯科医院です。
先日のブログでは入れ歯のことについて触れましたが、ハル歯科医院ではインプラント治療も行っております。

インプラント治療は、保険適応外の治療です。
そのためどうしても、治療費が高額になります。
ですがその分、入れ歯にはないメリットがあります。
患者様にインプラントを喜んでいただける理由は、「まるで自分の歯のような快適さ」この一言に尽きます。
また、耐久性を考えた人工歯という意味でも、インプラントは優れた治療法です。

ハル歯科医院は、インプラントに必須の手術室・CT設備を完備しています。
そして、インプラントシステム世界シェアNo.1のノーベルバイオケア社の素材を使用。
安全・安心な環境と素材で、皆様の口腔内を快適にいたします。

私は治療を通じて、インプラントにご不安を抱かれている方も多いようにお見受けしております。
インプラント治療におけるご説明では、メリットはもちろんデメリットもお伝えしていますし、ご不安な気持ちを解消して治療に臨んでいただけるように努めております。
インプラントはぜひ、当院にお任せください。

投稿者: ハル歯科医院

2022.06.15更新

守山市の皆様こんにちは!ハル歯科医院です。
高齢になれば、多くの人がお世話になる入れ歯。
実は日本は世界的に見ても入れ歯の歴史が古く、なんと16世紀半ばには、いわゆる総入れ歯が存在したといわれています。
今残っている最古の総入れ歯は、和歌山市・願成寺の尼僧で仏姫と呼ばれる方のものです。この仏姫は1538年に76歳で亡くなっているので、それ以前に「木入れ歯」という総入れ歯が実用化されていたとされています。

今は当然「木」ではなく、さまざまな素材を駆使して、いろいろな入れ歯が存在しています。
入れ歯は、保険診療と自費診療がございます。
保険診療の良さは安さです。
ただ素材などに制限があり、使用感や耐久性という面で自費診療のものよりも劣ります。
自費診療は素材や使用感などにこだわり、保険診療の入れ歯より上質ですが、どうしても高額になってしまいます。

入れ歯は、毎日お付き合いする重要な存在です。
費用面は気になるところですが、入れ歯が合わないと悩んでいる方が多いのも事実です。
歯科医師としてなによりも大切なことは、快適に使用できる入れ歯をご提案できることだと考えています。
入れ歯につきましては、なんでもお気軽にハル歯科医院までご相談ください。

投稿者: ハル歯科医院

2022.05.23更新

守山市の皆様こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
ゴールデンウィークも終わり、忙しい日常が戻ってきたという方も多いのではないでしょうか。
ハル歯科医院も、たくさんの患者様にご来院いただき、毎日皆様の口腔ケアに勤しんでおります。

さて当院では、歯周再生療法を実施しています。
本日はこの歯周再生療法について、ご紹介してまいりましょう。

歯周病治療は、「これ以上歯周病が進行しないようにする治療」というのが従来型の治療でした。
でも誰もが考えることだと思いますが、もともとの健康な状態に歯周や歯の状況を戻すことができたなら理想的です。
これこそが、歯周再生療法という治療法です。

ハル歯科医院では、歯周病がかなり進行してしまっている患者様に対し、歯周再生療法を取り入れています。
歯周病でセカンドオピニオンをお考えの方もぜひ、ハル歯科医院までご相談ください。
歯周再生療法も視野に、治療方針をご提案させていただきます。

投稿者: ハル歯科医院

2022.04.08更新

守山市の皆様こんにちは!守山市のハル歯科医院です。
虫歯が少ない・まったくないという方は、「自分の口腔内は健康だ」と認識しているでしょう。
虫歯がないことは大変喜ばしいことですし、確かに「歯に」つきましては健康と言えます。
しかし、歯周病となれば話は別です。
なぜなら、虫歯の原因であるミュータンス菌と歯周病の原因となる歯周病菌は異なるものだからです。

つまり、たとえ虫歯がなくても歯周病になる可能性はあるのです。
通常は歯周病になっても、初期の段階で歯科医師が気づき、歯周病ケアを歯科医院とご自宅で行っていくことで進行を食い止めることができます。
しかし虫歯が少ない方というのは、歯科医院とのお付き合いも少ない傾向があります。
それが要因で虫歯が少ない人は、かなり進行してから歯周病であることが分かるという事例が多いのです。
気がつかぬうちにいつの間にか歯周病を発症し、どんどん悪くなってしまうのです。

このような事態を引き起こさないためには、やはり基本的なことでありますが、定期検診を怠らないこと。
そして、プラークコントロールをきちんと行うことで、歯周病予防を進めていくことです。
ハル歯科医院で、歯周病予防を行ってまいりましょう!

投稿者: ハル歯科医院

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